LED照明栽培

ご協力:オプトコード株式会社 ー種橋氏

植物育成用高出力LEDランプを使用しての洋ラン栽培実験

洋ラン栽培では通常、光線を遮光することを考えるものですが、光線を人工的に作り出したり、補助しなければならない場合も近年増加しています。

  • マンションや日当たりの良い場所での栽培が困難な方
  • クールタイプや特別な環境を好むランの属種仕分栽培
led1

最新型植物育成用高出力LED照明

この製品は従来型よりも高出力LEDを使用し各種研究機関での実験済み製品です。
さらに光の波長を五通り選べる画期的な照明です。「らぶりぃ洋ランの集い」会員の中でもマンションやクール種の栽培で使用している方も多くいます。会員割引がありますので詳しくはお問い合わせください。

  • 補助的な照射 栽培トレー4〜9枚 距離1m〜2m
  • 完全人工照明栽培 栽培トレー1〜4枚 距離0.5m〜1m

一年間のLED栽培 吊り下げ式と砲弾型併用実験 (Den.cuthbertsonii)

cuthled4

① 消灯時 曇天の日中

二階屋内元風呂場全面タイル張 9帖
天窓畳4枚分の東向き傾斜窓のため日照は朝の短時間のみ曇りの日が多く日照時間が極端に少ないために、生長・花色の発色が悪い。

cuthled3

② 点灯時 曇天の日中同時刻

FF式暖房機・換気扇・工業扇風機・窓用エアコンと至れり尽くせりの環境温度管理をしても、日照不足は解消できません。

LED照明にて晴天日以外、一日に8〜12時間照射しました。年間の70%以上がこれに相当する洋ラン栽培には不向きな条件ですがこの製品を太陽光の補助として使用することで冬場でも新芽の発生と生長が見られ、花色の発色も格段に明確になりました。かなりの光度ですので作業時は通常の照明に切り替えます。

cuthled7

③ 砲弾型植物育成LEDランプ照射中

簡易ラックに乗せて固定して照射中の砲弾型植物育成LEDランプ。左上方は東向き天窓。

一年近く、既存の外部温室から移動したDen. cuthbertsoniiのフラスコ出し苗と親株をLED照明を用いて栽培し、やっとその成果がみえてきました。

オプトコードはLED精密機器の専門メーカーです。各方面の研究機関に於いて実証された製品は確実な洋ランLED栽培を可能にしてくれます。

LED照明は安価な商品もありますが、高出力かつ有効波長を備える製品でなければ気休めに終わってしまうでしょう。