世界らん展日本大賞2014

世界らん展2014東京ドーム 御礼

八回目の出店・出展が皆様のお力添え、ご協力に支えられて終了しました。胸の中には二つの思いがありましたが、どれも願いのまま叶わずにいたと反省しています。ひとつは少しでも訪れて下さる皆様に何かしらの思い出を刻んでほしいという願い。もうひとつは出店する意義をより多くの方々に理解して頂き共にランの笑顔につなげたいという願いでした。

私の力の至らなさを思い知るばかりでしたが、今回も多くの会員・会友・友人・知人そしてファンの方々とお会いできて、励まされ、たくさんの笑顔とお気持ちを頂戴しました。これからの一年間が来年のより良き出展への始まりになります。何事も小さな積み重ねを大切にしつつ初心と新しい展望を織り込んで生きることが明日への道を明るく照らしてくれるのでしょう。

育種に夢中になっています。最近は出品に無関心ですね。さて、大雪に見舞われての開催になってしまい来場出来なかった方もたくさんいましたが、らぶりぃ洋ランの集いの夕食会は例年になく心和む一時を過ごせました。函館の久保さんにはご多忙の中、会場選び等でお世話様でした。

うちのブースは不思議なブースですね。らぶりぃ洋ランの集いとして、旧友・知人・親類の皆様とお会いする場として、また心ある個人的なファンの方々との出会いの花園として毎年この出展が一年の始まりのようでもあり、新しい一年の励みでもあるのです。だからこそ長年この出展には心血を注いできました。けれども東京ドームの世界らん展はかつての優雅さや華やかさを失い、あたかもランのバーゲンセールになってしまったと思いました。来年は正月明けに開催される池袋サンシャインシティの世界のらん展への出展・出店を決意しています。バーゲンの特価品とは無縁のらぶりぃのラン達にも喜んでもらえるでしょうし、ご来場くださる皆様にも真の世界のらん展を東京ドームのように多々負担をおかけせずに楽しんでいただけると信じていますのでお心にお留め頂けますようお願い申し上げます。

思い返せばこの八年間様々な事が身に起こりました。特大膀胱結石、右足裏の神経切断、心臓病、突発性難聴そして恒例の金欠病にも負けずに東京ドームに出展を成し得たのも多くの方々のご厚情とご協力があったからでした。本当にありがとうございました。さて、これで私のランへの想いが終わりはしません。来年からは本来出展したかった場所でより自分らしく出展することになりますし、大好きな育種も今まで以上に励んでゆきます。会員・会友・ラン愛好家の皆様にはブースにいらして下さり、買い物をして下さりありがとうございました。友人・知人・親類の皆様も毎年お会い出来てうれしく思います。年齢に関係なく訪れて下さった女性ファンの方々にも心からありがとう。村松さん、たくさんお手伝いしてくれてありがとう。須藤さんをはじめ多くの会員からの寄付株は初心者や若い方への大きな一助になりました。柏田さんの記念写真、蔵田さんの執筆、秋山さんの心遣い、皆様からのご寄附も心より感謝しています。

来年は正月明けの池袋サンシャインシティで新春の笑みを交歓し合えることを心待ちにして御礼の言葉とします。

藩 世英

皆様へのお願い

池袋サンシャインシティで開催される「世界のらん展」は老若男女を問わずランを愛する愛好者に魅力を感じていただける世界のらん展へと先人の方々の多大な努力と献身で築かれています。一人でも多くのラン好きにこの情報を広めるために各自インターネット、モバイル、フェイスブック、SNS等を活用して告知して下さるようお願いします。

サンシャインシティ世界のらん展2015」 2015年1月8日(木)~1月12日(祝)

  • 池袋サンシャインシティ ワールドインポートマートビルにて開催
  • 主催 全日本蘭協会
  • らぶりぃ洋ランの集いも出展を決めました。中藤洋蘭園、松本洋ラン園、奥田さん、太陽園芸、エクアジェネラなどユニークなラン屋さんも多数出店しています。
  • 新年の夕食会は同会場にて1月10日・11日の両日を予定しています。

蔵王の風 2014年世界らん展

  • 世界らん展内覧会当日から、折からの南岸低気圧の影響をまともに受け、東京を始め、全国に深刻な積雪被害をもたらしていた。私は、仙台からの上京だったので、この低気圧を迎えに行くような形になり、東京に近づくにつれ、空模様は怪しくなっていた。案の定、夕方から猛吹雪に見舞われた。今回の大雪は、どの地域も例外なく、何十年ぶりの記録的な大雪となって、大災害をもたらしたがたが、丁度1週間前にも大雪に見舞われ、仙台は49年、石巻地方では78年ぶりの積雪を記録したとテレビで報じていた。それにしましても、天候異変を予感するのに十分な事象が多すぎますよね。今回の南岸低気圧は、本来3月から4月かけて降る「春のドカ雪」ですよね。それが2月、立て続けですからね。人工物は必ず壊れるし、自然は想像以上に猛威を振るうことを念頭に、心がけと準備が必要ですね。私たちはもはや「想定外」という用語は日本語には無いと思った方がいいと、そんな気持ちを強くした今回の経験でした。前置は長くなり大変申し訳ないが、東京で深刻な状況に遭遇したものですから、お許しください。
  • さて、今年、2014年「世界らん展」は、岩手の柏田さんと藩さんからの特別な計らいによって、内覧会からの観賞機会を得て、二泊3日、「らん展」を、余裕を持って過すことができた。悪天候もあってか、入場者は例年に無く少ないように見受けられたが、開会行事が始まるころには、会場内はホットな雰囲気と、らんの香りに満たされていた。今年の大賞受賞株は、傍で見てビックリ、エピデンドラムの大株で、初心者の私には初めて見る、見応えのある株であった。同じ雛壇左には斎藤正博さんの優秀賞株、バンダであった。これまたすごい株である。私のような初心者から見て、「大賞株」とは甲・乙つけ難い株ではないかと思った。また、同じ茨城和田キミ子女史のオンシデサの原種株もすごいランで、入賞・トロフィー賞として展示されていた。展示コーナーには多くの「らぶりぃ」会員の出展があり、楽しく観賞することができた。
  • 「世界らん展 らぶりぃ」ブースは、数あるブースの中でもブースをベースに、普段はなかなか例会に参加できない全国の会員・同好の皆さんとの交流と、らん談義に花を咲かせる魅力のブースでもある。今年もまた、沢山の方々とお会いすることができた。北海道の小椋さん、久保さん、樋口ご兄弟、岩手の柏田さんのご家族、山形の須藤さん、軽部御夫妻、福島の松浦さん、冨田さん、茨城の和田御夫妻、関東圏の日馬さん、日高さん、佐藤御夫妻、金澤さん、鈴木さんと友人の鈴木さん、村松さん。村松さんには例年のことながらブースの準備からお手伝いいただいている。大阪の石川さん、兵庫の松村さん、広島の高校生楽君、その他地元宮城の同好の皆さんを始め、多勢の方々と楽しく交流することができた。
  • また、夜の交流会も二日間に亘って催されたが、美味しい料理を前に、話が弾み、大いに盛り上がった交流会であった。会員、会友のみなさん、又お会いしましょう。

蔵田

写真