第116回 洋ランの集い 月例会

10月20日(日)1時から らぶりぃにて

参加者5名(岩手花巻2名、山形村山1名寒河江1名、仙台1名)

すっかり日差しが弱くなり風も冷たく、少し秋らしくなってきました。台風19号の影響で上の林道から土砂と木くずが流れ込み、夜11時から夜中3時まで集中豪雨の中、玄関の土砂を必死にかき出して床上浸水を逃れました。腕も腰も痛くなり1週間寝込みました。翌日、お客様は無事に帰ることができました。34年間で初めての土砂災害でした。

  • 持ち寄り株について・・軽部さん株はクスバート15鉢全て植え替え、水苔が腐っているので毎年植え替えをすること。デリカチュラムはヤシボールで植え替えするとよい。須藤さん株はベキシラリウス、ドーマニアナのセルレアは株が弱いので希少で高価、一般的なのはエンジ色。藩さん株はコンディラゴのロドリゴイ実験①水苔で素焼鉢②水苔で透明のプラ鉢の上に黒プラをかぶせる、温度条件によって植え方を変えるとよい。オドントニア、デンドロキラム、トリセレラ、ラテラーレ、レッドウイング。最後に軽部さんの預かりもののクリスタータのピアホワイトは大株だが上にも横にも伸びるので植え替えがたいへん。枯れているもの傷んでいるものを取り除いて20~30株に分けると良い。
  • 恒例の休憩時間に須藤さんから差し入れの「さいちのおはぎ」軽部さんからぶどうをいただきながら談笑した。ありがとうございました。

蔵王の風 10月例会

  • 10月例会の蔵王山麓は、丁度、紅葉が見頃を迎え、例会会場の「らぶりぃ」周辺の楓や楢・ブナと言った広葉樹は見事なまでに真紅に染まっていた。この自然環境の中、「えぼしスキー場」に繋がる山岳道路は、紅葉狩りと芋煮会を気軽に楽しむ家族連れのマイカーで賑わっていた。だが、後、一ヶ月も経つと、このような風光明媚な蔵王は足早に去って、純白に覆われた世界となる。ウインタースポーツの幕開けである。スキー、スノーボードを初め、樹氷見物・雪上散策と温泉である。例会参加を兼ねて、冬の蔵王散策をなさっては如何でしょうか。
  • 一方、この10月の日本列島は、2度の台風上陸によって大変な被害をもたらされた月でもあった。特に長野県を始め、東日本は、散々たる状況を呈していた。地元宮城でも、東日本大震災以来の大災害である。山岳道路の中腹にある「らぶりぃ」では、豪雨によって、玄関内まで土砂が入り、流入を食いとめるための作業が大変だったとの事である。台風19号の県内通過は夜半だったことを考えると、想像を絶する作業ではなかったかと、お察しします。
  • さて、今回の例会もまた、参加者の持ち寄り株の観賞と、意見交換である。山形、寒河江の軽部さん株は、Den.デリカチュラム大株と、植え替え時期を逸したDen.クスバートソニー、開花4株と14株である。時期を見ての植え替えとなった。村山の須藤さん株は、C.ドーマニア2鉢、Den.ベキシラリウスである。何時見ても手を掛け、綺麗に咲かせていて、感心しました。透明プラバチを黒プラバチで被った株の根張りの良さも確認した。藩さん株は、珍種のコンディラゴの小花とトリセレラの極小花を観賞し、オドントニア、デンドロキラム、Den.ラテラーレ、ストロンギィランサム、Masd.レッドウイング、セロジネ.クリスタータ大株、を観賞しながら、湿度、暖房の工夫の仕方などが話題となった。
  • 休憩時間、軽部さんから特産ブドウ(マスカット)と、須藤さんからの3色おはぎ(あんこ・きなこ・納豆)を戴きながらの談笑となった。話題は、山の舞茸や松茸は不作であることや、地元特産品はその地元で食することが一番。ふるさと納税返礼品の良し悪し等、盛り上っていました。

蔵田

次回のお知らせ

次回は第117回、11月20日 1時 らぶりぃにて皆様の参加お待ちしています。