第96回 洋ランの集い 月例会

10月15日 (日) らぶりぃにて

参加者6名(仙台2名、岩沼2名、山形酒田1名、茨城水戸1名)

  • 曇り空の寒い中、皆様に集まっていただきました。はじめに藤原さんのビオラセアの栽培方法について・・熱帯魚の水槽を利用して温度サーモで水温を上げて中に台を置き、その上に株を置いて根を温める。20℃必要なのでこれが良いそうです。秋山さん株のアングレカムは5年ぐらい植え替えしていないが次々新芽が出て元気で花も多く開花。清水さん株のマキシラリア、ラビアタ、ペリニイ、デンドロのシティメイはどれもきれいに咲いて新しい温室で環境が整って喜んでいるようでした。藩さん株のフィンブリアタムは9月にやっと新芽が出たので日照が多い清水さんの所へお嫁入りさせます。バルボ、ミルトニア、プレウロサリス、セロジネ、ポーパックス、ベキシラリア、コンディラゴ、マスデのアンドレッターナ、プテログロッサム、などの観賞と質問、意見交換をしました。
  • 今年の天気は悪くて日照が少なくてどこでも花付がよくない。
  • クスバートソニーについて・・自生地では四季がなく一日のうちに気候が変わり温度差がある。日本ではその環境を作るのは難しい、水やりや湿度加減も難しいので育てにくい。
  • いつものように皆様から差し入れをいただきました。高橋さんの取れたてサツマイモはふかし芋にすると良いとのことでたくさんいただいて皆さんお持ち帰り。ありがとうございました。

蔵王の風 10月例会

  • 10月例会の朝は、どんよりとして、今にも降りだしそうな空模様であった。案の定、蔵王連峰は灰色の重い雲に覆われ、「らぶりぃ」に着く頃には霧雨にも似た、今の時期、独特の細かい雨が降り出してきた。水戸の里見さん曰く、「ここはもはや冬の気候ですね。」と、相当寒さを感じたようで、ひんやりとした空気は初冬の雰囲気を醸し出していた。例年、10月中旬の仙台の気候は、何時雨が降ったのか、思い出す事が難しいぐらい好天が続き、広瀬川の河原は秋の風物詩、芋煮会を楽しむグループで賑合うのだが、夏の記録的な長雨に続いて、10月も曇天ばかりで気が乗らないのか、焚き火を囲む様子は湿りがちであった。
  • さて、例会は、里見さんのクスバートソニーの詳細な栽培記録を元にして、クスバートソニー栽培の最良の環境を、如何にして作るか、大変参考になる意見交換が行われた。ご意見をお聞きしていて思うには、多くのクール種の中で、やはりクスバートソニーは一番難しく、気を使うランだが、それだけ育てがいのある魅力的なランではないか、と、思われた。続いて、9月例会で話題になったC.ビオラセアの保温対策について、札幌の藤原さん流、保温対策について報告頂いたので、その報告を交えて話題になった。藤原さんの保温対策は、水温のコントロールが出きる水槽の中に下駄を履かせ、その上に鉢を置くことで、適温下で栽培が可能との事。色々な創意工夫があるものですね。感心しました。今回もまた多くの持ち寄り株の観賞と意見交換が行われた。地元秋山さんご夫妻のアングレカム開花大株は見事な株であり、今後の作り方で、大変な株になるとのこと。期待しています。同じ地元の清水さんのC.ラビアタ、トリアネー、(L)ペリニーや、Den、Max、開花株は何れも良い株ばかり。温室の整備が整って来ている事がうかがえます。藩さんからは毎回、多くのランをテーブルに並べられ、丁寧に解説して頂いているが、今回もまた沢山の株を揃えられ、説明を頂きました。大変参考になっています。
  • 例会休憩時間、参加の皆さんからの差し入れがあって、雑談に花を咲かせて賑やかになるのが常だが、今回は、酒田の高橋さんから、ご本人が収穫したサツマイモをお土産に戴いた。品種は紅あずま。早速蒸かして食べます。

蔵田

次回のお知らせ

★次回は第九十七回 集い例会 11月12日(日)らぶりぃにて

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