第130回 洋ランの集い 月例会

6月27日 (日) らぶりぃにて

いよいよ梅雨に入りここ蔵王では朝昼夜と一日中、一定温度になり霧や雨が降りつづいています。時折、曇りになりホットしますが換気できず温室も建物も人間にも苔やカビが生えそうで嫌な気候です。

コロナ禍なのでお客様も来ない中、やっと参加者2名(仙台から2名)で洋ランの集いの月例会を行いました。

持ち寄り株について・・蔵田さん株は先月、嫁入りしたリカステのシナモンパイがきれいに咲きいい香りを漂わせていました。藩さん株はシルトキラム、Den.bensoniaeとクルエンタム。バルボのトランキアンサム、プレウロのスカフォセラムとコロンビア。マキシラリアのソフロニティス、マスデのコクシネア、デオノドプシス(旧マスデバリア属)のエリナセア等、色々な株の観賞をしました。

蔵王の風 6月例会

6月例会は、月末とあって梅雨 真っ只中の例会である。沖縄、九州地方には大雨・洪水や土砂災害注意報が出されていて、災害が心配である。このような天候は秋の台風シーズンはともかく、最近では梅雨の季節に移ってきて、季節感はまったく失われている。一方、仙台では、北からの寒気が影響してどんよりとした曇り空の、肌寒い日が続いている。このような季節だが、蔵王・遠刈田花街道は、少しずつ夏の装いに変わりつつある。街道筋にはマタタビの白い葉が目立ち始め、クリの花がたわわにぶらさがっている。水田は正に緑の絨毯である。このような緑一色の中、車を走らせると爽快であり、喜寿を迎えた私でも眼は疲れない。そういえば、例会々場の「らぶりぃ」に向かう山岳道路はアジサイの花が見頃だが、改めて見渡すと、ヤマボウシの白い花が見事なまでに咲いていた。今までアジサイに気を取られて見落としていたが、緑とのコントラストは実にいい。

会員の皆さんも、例会に参加しながら、高山植物の宝庫である蔵王の魅力を味わってはいかがでしょうか。

  • さて、例会は、山形 須藤さん株のDen.リュ-コシアナムの話題から始まった。例会当日いらっしゃらなかったが、数日前、農作業の合間を縫って、巨大化した板付株の株分けにお見えになった、とのこと。藩さんとお二人で数時間かけてやっと完了したそうです。また再び、開花株を是非観たいですね。
  • つづいて、藩さん株の観賞と栽培方法の勉強会である。今回机上に並んだのは主に小型開花株である。話題になったのは、Den.ベンソ二ア、同.クリエンタム、ディオドノプシス、プレウロサリス、バルボ・トランキアンサム、Max・ソフロ二キス、花芽が成長しながら開花を続けるスカホセラムなど、珍しい株を観賞した。また、清水さん株カトレア葉の異常について、対策方法の意見交換を行った。
  • 休憩時間の歓談もまた楽しみのひとつである。今回は、藩さんからの洋菓子を戴きながら、オーキッドフェアの話題、Masd.コクシネア花のねじれ現象から、新型コロナウイルスワクチン接種など、幅広い話題で賑やかになった。

蔵田

次回のお知らせ

次回は7月25日 1時から らぶりぃにて

皆様の参加お待ちしています。